成功するため、どう時間を使うか:意思、計画、主体性
不動産投資家として成功したいなら、現状に満足して胡坐をかいている暇などない。
金、知識、経験、人脈
あらゆる自分の資産を積み上げて、その資産を不動産ビジネスに投入していかなければならない。
どの段階にいる投資家であっても、やるべき課題は山のようにあるはずだ。
それらの課題を書き出していけば
どんなに時間があってもキリがない
もっと時間がほしい
と切実に思うはずだ。
現に私がそうだ。
今は2号物件のリフォーム中だが、現場で作業をするだけではなく、今後のリフォームを計画し、工程を調べ、部材を発注するなど、考えることが溢れている。
また今年中には法人を設立したい、とも考えていることから関係する書籍を読み漁っている。
それ以外でも金融機関からの融資を得る方法や火災保険について、など不動産だけでも勉強したいことは多い。
さらに、当ブログでの情報発信も継続的に行っていきたい。
これを勤め人をしながら行っているわけだが、時間に不足を感じることも無理はないのでなかろうか。
自分の限られたリソースをどう配分するか、これが今後の成功を分かつものだろう。
・この世で最も貴重な資源は“時間”
“時は金なり”とよく言われるが、これは正確な言葉だろうか。
金で買える時間には限界がある。
億万長者だろうが、食うものにも困る貧乏人だろうが、それぞれに与えられる時間は一日24時間だ。
金持ちが何十億積もうが24時間から1秒たりとも増やすことはできない。
だから金以上に時間には価値がある、なるほど当然の帰結だ。
しかし世の中の大半の人間は、この限られた時間をどう使っているか。
誰かから説明を受けるまでもなく、自らのこととして知っている。
一日の大半を下らないことに費やしているのだ。
テレビ、ゲーム、ギャンブル、ネット動画などに何となく時間を使い、そのくせ時間がない、というのが口癖だ。
そんな人々は、下らないことと、有意義なやるべきことの区別がつかないのだろうか。
そうではない、動物的な衝動に従えば、そのようなことに時間を使ってしまうのがむしろ自然なのだ。
このような下らないことに費やす時間。
これらの時間は、7つの習慣における「第4領域」に該当し
緊急性はなく、重要でもない
ために、どんな理由があろうとも人生から排除すべき時間である。
その「第4領域」と対照的な時間が「第2領域」と呼ばれる時間の使い方だ。
これは、誰もがもっと時間を割くべきだと分かっていても、なかなか手を付けられない
緊急性はないが、重要なこと
が該当する。
例えば読書、勉強、スキルの研鑽、家族や仲間との関係改善。
これらは誰かに、今すぐやれ、などと急かされることはない。
やるには、自分の意志で実行に移さなければならない。
だからこそ、意思のない人間には実行が難しいのだ。
・どうやって意思を継続するか
私の周りにいる、そのような意思を持ちえない人間。
会社での勤務中以外のほとんどの時間を、第4領域に費やすような人々に共通することを挙げてみたい。
⑴ 目的意識の欠如
⑵ 計画性がない
⑶ 他責マインド
⑷ 努力で自分の人生を良くしていけるという確信がない
ということだろうか。
だからこそ人生について主体的に生きることができなくなるのだ。
しかし、私がどうだったかと言えば、数年前までは間違いなく彼らと同じく主体性のかけらもない人間だったのだ。
なぜ主体性を持ち得るようになったか(自分ではそう思う)、といえば勤め人卒業、という目的ができたからだろう。
その目的も、漠然とした夢のようなものではなく、具体的行動を伴った現実的なプランに基づいていた。
実現へのロードマップを描けない夢は、みるものを苦しませる元となりえる。
しかし、現実的な計画を立て、日々の行動に落とし込める夢は、みるものを主体的に変える。
私にとって、大家としての成功を目指すことが、人生を全力で生きるための道しるべとなったのだ。
とはいえ、その夢を持ったとしても最初からこれまでの生活習慣を180度切り替えることができたわけではない。
私も最初はやすきに流れ、動画サイトやエロサイト、無駄な飲み会、など下らないことに時間や金を使ってしまっていた。
そのたびに自己嫌悪に陥っていた。
現在は、それらがゼロになったわけではないとしても、ずいぶん減らすことができた。
そうできるようになったのは何故なのか。
⑴ 自己啓発本を読み漁る
いわゆる自己啓発本、ビジネス書ともいうだろうか。
不動産本のようなビジネスの具体的な手法、ノウハウ本とは異なる。
もっと抽象的な、生き方とか幸福、金持ちになるには、といったことについて書
かれた本である。
とにかくそういった関係の本は、有名なものからマイナーなものまで、目に付い
たものは片っ端から読んだ。
このジャンルだけでも百冊以上だろう。
ただ書籍で読むだけでなく、名著だと思ったものはオーディオブックでも聴い
た。
今まで書いたような、成功のための考え方は、ありとあらゆる自己啓発本の寄せ
集めである。
こういった本は玉石混交で、中には読む価値はないもの少なくない。
それでも大量に読めば、あらゆる本に共通して書かれていることが、自分の頭の
中にこびりつくことになる。
そうなってくると、その法則に従って行動せざるを得なくなる。
行動を律することが、どんどん楽になるのだ。
⑵ 自分の考えを紙に書き、自分と対話した
読書から得た考え、芽生えた感情、奥底に眠っていた欲望、あらゆるものを紙に
書いた。
それを毎日続けた。
それまで何となく生きてきた時は、自分の感情を言語化する習慣がなかった。
頭の中で何かを思っても、それをアウトプット、紙に書かない限りすぐに霧散し
てしまう。
要は考える習慣をもったのだ。
そのうち自分の本心が、自分でも理解できるようになってくる。
そうすると、自分が本当はどうしたいのか、という他人の目を気にしない本音が
見えてくる。
その本音に従って、大家として成功したい、という目標に確信を持てるようにな
ったのだ。
⑶ 物件を購入し、行動せざるを得ない状況に追い込んだ
自分の目標に確信が持てれば、実際の行動に現れる。
当時は物件が欲しくてたまらず、まだまだ勉強が足りない状態だったにも関わら
ず、勢いに任せて購入した。
購入してしまえば、その投資元本を無駄にするわけにはいかない。
ひたすらリフォームなどの労働に時間を充てることになったのだ。
・誰でも正解の道は分かっている
成功するために今日何をするべきなのか、本当は誰でもわかっている。
しかし、行動できない。
ダイエットを失敗する人々が全く減らないのは、驚くに値しない。
普通の人間ではできなくて当然なのだ。
不動産であれ他の事業であれ、自分で一つのビジネスを始め、それで成功しようと
する人間は、決して一般的な人間ではない。
間違いなく大衆から見れば異端だ。
だから大衆とは異なる道を行かなければならない。
周囲から孤独になる。
そしてただその道を歩み続けるだけだ。