DIY大家の覚え書き@TOYAMA

富山にて不動産投資で経済的独立を目指す戦いの記録

6・7号戸建のリフォーム客付けと8・9号購入と融資

前回記事を書いたのは昨年の6月。

そこから半年以上空いてしまったので、この期間の流れを整理しておく。

 

1.7号戸建と6号戸建のリフォーム

昨年6月は時期的に7号戸建のリフォーム真っ最中。

5月から始まって以後、建物の構造から直す必要性があったことから以前から手伝ってもらっている個人の大工さんに、何度も現場に入ってもらいリフォームを進めた。

傾きや束の浮いた床、和式便器からの洋式化、砂壁へのボード貼り、畳からの洋室化。

構造から触る必要のある物件はどうしても時間がかかり、その後に内装もやるから結局すべて終わったのは10月ころ、入居は11月。

10月に終了した段階で現場は、購入から1年以上経過し、構造や外壁部分は直し多少残置物を片付けた程度の6号戸建に移った。

そこで残っていた作業の中でもネックは、くみ取りからの簡易水洗化。

この方法はネットでもたくさんの情報が出ており、動画でも詳しく勉強できるものの未経験の人間には簡単にできるものではない。

給水管を水道屋さんにやってもらい便器の設置は自分で行った。

しかし追加の問題として便槽から上がってくる臭いだ。

この戸建は奥に細長い所謂ウナギの寝床タイプ、便槽の蓋が屋外に出せないため室内の土間にあるのだ。

これが居住空間まで回ってくるとひどい匂いになる。

その対策として便槽直近に換気扇を設置し便槽の蓋ごと閉じ込められる箱を被せた。

これで相当臭いは改善されることになった。

 

10月から内部の工事に着手し、トイレの他は砂壁へのボード貼り後のクロス仕上げが4部屋、砂壁直張り1部屋。壁と天井へのペンキ塗り2部屋。

畳からの洋室化クッションフロア仕上げが3部屋、合板上張りのクッションフロア仕上げが2部屋。

襖など建具の張替えが20枚近く。

業者に外注したのは排水管と給水管の引き直し、テレビアンテナの調整。

予定では今年の1月中に終わらせる予定が延びてしまい2月中旬までかかることに。

リフォーム中から募集はかけていたので幸運にも2組目で申し込みをもらいそのまま入居してもらえた。

やはりジモティーだと直接交渉ができて個人的には好きだ。

 

とにかくこの物件は相当しんどい思いをすることになったが、結果的に自分のリフォームスキルを大幅に引き上げた物件になった。

ただもし自分が安さに釣られてこの物件を1,2軒目に購入していたら心が折れて手放していたかもしれない。

当たり前だし書籍などでも散々言われていることではあるが、物件は総合的に判断して買わなければならない。しかし、いざ自分が判断するときになるとその目は曇りがちになることを実感する物件だったと思う。

 

2.8号9号戸建の購入、融資付け

昨年はこれまでよりセミナーなどには積極的に参加した年だったと思う。

県内で開かれるものも土地柄か多く都合が付けられるものには積極的に足を運び、県内外を問わずたくさんの大家さんと知り合うことができた。

近郊の方の物件にも足を運ばせてもらったりして勉強とモチベーションを高めることに繋がった。

その結果として自分も大きな融資を引くという目的が具体化し、手頃なアパートなどをいくつかの銀行に持ち込み始めた。

色々な物件に対する銀行側のリアクションから、どのような物件であれば融資が可能で、どんな条件になるのかが何となく分かるようになってきた感がある。

そんな中で購入に至ったのが8号9号だった。

これは同じ土地に建った2つの戸建で、建物の構造も全く同じで最初から貸家として作られたものだった。

築古ではあったが状態は良く、買値は土地の評価から解体費を引いたくらいの金額に収まった。

そのような物件のため最終的な融資金額は土地の担保評価分まで出せるという話だったことから、オーバーローンで購入することとなった。

これまでほぼノンレバで進めてきたからこそ出た条件だとも思っているが、これはありがたかったし、今後の戦略においてはいかに今回のような条件を引き出せるかを考えることが重要だと実感している。

 

現在はその8号9号のリフォームを全力で行っているところだ。

元々の状態が良いため内装さえ仕上がれば十分貸せる。

とはいえこれまでよりも大きな金額で購入していることからそれなりのバリューアップを図りたい。

 

とりあえず半年間にあったことをつらつら書いてみた。

もう少しまとめておきたいことがあるので明日も書いてみたい。

 

職人との付き合い方、関係構築について

築古物件の大家をやる上で欠かせないのが職人さんとの繋がりだ。

いや築古に限らず新築ばかりでない限りは大なり小なりお世話になることだろう。

今はネットに情報が溢れているので、住宅の修繕については少し調べれば大体はどう直せば良いかが分かる。

とはいえネットの情報だけを頼りに素人が作業をするにも限界がある。

表層リフォーム程度ならある程度は何とかなるが、大工仕事や設備関係となると難易度は高い。

古い物件であればあるほど修繕の難易度は高くなるので、全てを自分で直せるなどとは考えないほうがよい。

 

私は不動産を始めて3年半になるが外注できる職人さん、業者さんの数も増えてきた。

大工、配管工、屋根屋、電気屋、ガス屋、塗装工など。

 

1 どうやって職人さんを探すか

1 電話帳から物件近くの業者を探す

物件に近い、という点は入居後のことを考えてもメリットは大きい。トラブルが起きた際も比較的すばやく対応してもらいやすい。

また職人側としても現場が近ければ暇な日・時間に作業ができるなら都合が良い。

一見の客からの電話であってもとりあえず現場を見てもらいやすいだろう。

実際に現場を見てもらった際に、人柄なども把握できるのでその上で判断しても良いだろう。

2 ジモティーで直接募集する

大家業を営む上でわりと有用なアプリがジモティーで、良く物件の客付けに使われているイメージがあると思う。

確かにその用途でも活用できるが、職人探しにも役に立つ。

各分野の職人さん募集の形で投稿すればそこそこの反響が得られる。

その人らの営業エリアや得意分野などを聞き出し、依頼したい手頃な案件があれば現地で会ってみる。

ジモティーを活用している職人さんなので、その年齢層的には電話帳で探すよりも若い世代が集まりやすい傾向になる。

また職人さん自ら仕事募集の投稿をしていることもあるので、そういったものに問い合わせるのも一つだろう。

3 知人からの紹介

信頼できる知人からの紹介であれば安心して仕事を任せられる、という点はある。

だがその知人がどういった背景で紹介しているかを考慮しないと、思わぬミスマッチが起こり得る。

例えば物件を買った不動産業者さんからの紹介などは大家側の資産背景や投資のステージを考えず、自社が普段依頼している業者を紹介することもあるだろう。

1軒目を購入したばかりの大家であれば、リフォームにかけられる金額に余裕がないことは多い。

そのため費用を抑えざるを得ないので、しっかりとした総合的な工務店に依頼するより、個人の職人に依頼するほうが良い。

一番良いのは、投資のステージや資産規模が同じくらいの大家仲間から紹介を受けることだろうか。

事前にかかる費用や人柄も聞けるので大きく外すことはないはずだ。

 

2 どんな職人さんがベストなのか

これは大家それぞれ求めるものが違うから一概には言えないだろう。

代金が高くなっても良いから丸投げしたい人もいれば、作業の質はそこまで求めずとにかく安くしたい人もいる。

お願いする仕事を全うできることは大前提だが、私が求めるのはその職人さんが信頼できるかどうかだ。

 

どういう点が信頼できるかは

・作業前に施工の工程や結果としてどういう形に仕上がるかを説明してくれるか

・事前に明瞭な見積りができるか、追加費用発生なども逐次報告があるか

・作業完了の見通しがある程度立てられるか

などから分かると思う。

しかしここで消費者的マインドで職人と接すると、これらの点を職人に対して一方的に求めてしまうことが起こり得る。

これらの点は施主自らが積極的に動いて職人さんに確認すべき事項だ。

 

施主としてやるべきは

  事前の現地調査や用意する材料・見積りの確認

  工事当日もできる限り現場に入り職人のサポートを行う

などである。

やっていることは工務店の現場監督のようなことで、施主自らの要望を齟齬なく職人に伝えることが目的だ。

もし職人に対して上記のような点で不満を覚えているなら、もっと職人とコミュニケーションを取らなければならない。

特にDIYを行う大家であれば職人が現場に入っているとき、その作業を脇で見ながら手伝うのは非常に勉強になる。

壁や床作りの動画は今であればYOUTUBEに溢れているが、それを観ているより実際に職人の作業を観て、疑問点を質問し、実際に自分もやってみる、といった行為に勝る学びはないと思う。

3 どうやって職人さんと関係を作るか

仕事を依頼した結果、こちらが満足できたのであれば今後も継続して関係を築いていきたいと思うだろう。

私が特に気をつけていることとしては

・代金は即日or次の日には振り込む

・職人さんに都合の良い形で仕事を依頼する

・継続して何度も仕事を依頼する

である。

(1) 代金は即振り込む

私が依頼しているのはほとんどが個人の職人さんだ。

個人事業主が最も恐れるであろうことは

  行った仕事の代金が支払われない、支払いが遅くなること

だろう。

個人の職人さんに仕事を依頼する場合、大抵契約書などを交わさないことも多い。

簡単な仕事であれば施工完了後の後払いがほとんどだ。

そのような場合、職人側としては代金を踏み倒されるリスクがどうしても付きまとう。

それをこちらから早急に払拭してあげなければならない。

少しでも早く振り込み手続きを済ませ、その旨連絡をし確認してもらおう。

(2) 職人さんに都合の良い形での仕事依頼

職人さんにも繁忙期や閑散期がある。

入居中のトラブルであればすぐに動いてもらう必要があるが、空室中のリフォームであればできるだけ職人さんの暇な日に現場へ入ってもらえるよう調整すべきだ。

自分がその作業に立ち会えればベストだが、基本的には物件にキーボックスを備え付け「いつ作業に入ってもらっても大丈夫です」という形にしておくと職人もやりやすい。

(3) 何度も仕事を依頼する

一度仕事をしてどこか合わない、と感じればもう一度依頼する必要はないと思う。

人からの紹介であっても自分には合わないということは当然起こり得る。

こればかりはやってみないとわからないものだ。

一度目が問題なく取引でき、何度も同じ人に仕事をお願いしていれば、お互いの意思疎通も取りやすくなるし万事スムーズに流れていく。

お互いにWINWINの関係になれるだろう。

結局はこれに勝る関係構築方法はない。

 

私は1軒目の物件からほぼDIYでリフォームしてきた。

しかし当然その効率は悪かった。

購入当初から信頼できる職人さんを知っていたなら仕事を依頼していたと思うし、今ならそうアドバイスするだろう。

リフォームのための余剰資金を確保した上で、職人さんに依頼し共に現場に入り見取り稽古を行う。

一度間近で見た作業であれば次の物件からは自分ひとりでやってみてもいいかもしれない。

DIYを武器に戦うにしても手本をリアルで見ておく、という過程を経る方が効率できだと今なら思う。

 

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近況報告と今後の方向性について整理

お久しぶりです。

今年に入ってから一度もブログを更新していないことに気づきました。

このようなブログでもコメントを頂けると、読者の方の存在を認識でき執筆へのやる気が湧き上がりました。

ツイッターやっていても思いますが、本当に人からのレスポンスってありがたいと思います。

 

1 近況報告

最後の記事から約半年、その後どうなったかについて簡単に。

まず5号戸建について。

21年末で5号戸建のリフォームはほぼ終了し客付け開始。

2月初めころには申込みが入り、追加で車庫などのリフォームを主に行い3月中旬から入居開始。

家賃は4万5,000円。

物件価格80万円+リフォーム費約80万円。

実利回り約28%。

数字的に見るとこれまでの物件と似た感じに。

全面的に設備を刷新し表層リフォームも行った上でなら妥当な数字かなと思う。

とは言え今回は残置物が多かったせいもあり、リフォーム終了まで半年近くかかった

のは反省点だろう。

もっと初期の段階から外注するべき点はしていれば、とも思うが当時はそこまで頼れる人がいなかったのはある。

現時点で入居から3ヶ月ほど経過しているが、特にクレームもなく入居してもらっている。

自主管理をするなら入居後のクレームをいかに少なくするか、これを考えないと心が休まらない。

古い物件でもクレームの多いポイントをリフォーム段階で確実に潰しておき、入居後は最小限に留めなければならない。

 

次に6号戸建について。

この物件は過去最安の35万円で買ったものだが、控えめに言ってゴミ屋敷だ。

残置物のみならず、虫、ボットン、雨漏り、外壁剥がれ、傾き、シロアリ、等々築古物件のマイナス要素を集めた数え役満のような物件である。

昨年の秋頃に決済を終えたが、自宅から遠方ということもあり、5号が片付くまではたまに顔を出す程度だった。

今年に入ってから本格的に着手しようと思っていたのだが、真冬にゴミ屋敷に入りゴキブリが蠢くなか残置物を片付けるのはあまりにもキツく、1~2月は全く活動できていなかった。

単にゴミ屋敷に嫌気がさしたというより、5号を仕上げたことをキッカケに燃え尽き症候群のようになっていたのだろう。

他の不動産活動もする気が起きなかった。

やる気が再燃したのは5号に申し込みが入り、車庫の高さを上げる工事を検討する段階になってだった。

古い車庫のためミニバンを停める程度の高さが確保できず、以前知り合った大工さんに梁の架替えをお願いしたのだ。

その作業自体は一日で終わったのだが、その足でお手上げ状態だった6号の柱の交換について現地調査をお願いした。

流石プロの大工、素人では全くどうしたら良いか分からなかったものに明確な方向性を与えてくれた。

大工さんの指定する材料を材木屋などに連絡して調達し、必要な箇所に足場を組む。

材料と足場が揃い次第、私も大工さんとともに現場に入り作業をする。

その結果として外壁が剥がれ、柱が朽ちて土台から浮き、二階の傾いた床を全て直すことができた。

これらの作業について詳細に書き出すとキリがないので割愛する。

大事なのはこういった素人ではどうにもならない問題について、気軽に相談できるプロと繋がっておくことだ。

この辺も別の記事で書きたい。

6号はその後7号を買ったため絶賛リフォーム待機中である。

 

最後に7号戸建。

これを買ったのは5月初旬。

物件自体は長期に売れ残っていたものでずっとネットに掲載されていたもの。

その業者さんは最初の物件を客付けしてもらったところで、入居者との更新手続きで最近もお世話になっていた。

そんな折その物件についての話になり内見し買付した、という流れだ。

この物件は5号戸建から5分ほどの場所にあり、賃貸需要も見込めるということから買付を入れた。

とは言え築50年近くであるし、色々問題は山積みだ。

まず建物の南側が全体的に傾いていた。

この原因も内見段階では分からず、これまでと同様にシロアリによるものだろうと思い軽く考えていた。

結果的にこの原因は地盤沈下

見る人が見ればその見極めはできるものだった。

傾きの対策は可能だが素人がDIYでできるものではない。

この点についても整理するため別で書いてみたい。

7号は極力外注を増やし、リフォーム終了までの時間を短縮する方向性で現在も行っている。

目先の利回りを追うのではなく、自分の時間を確保し規模拡大のための打ち手に使いたいと思っている。

 

2 今後の方向性

正直戸建を現金買いしてDIYメインでリフォームしていく、というこれまでの方向性に行き詰まりを感じている。

その手法はある程度経験したし、今後も当分これで結果は残せる自信はあるが、規模を拡大させるには向かない。

やはりアパートを融資を引いて購入する、という方向性に行かないと時間がかかりすぎる。

そのためにはこれまでと同じ行動をしていては踏み出せず、融資や物件情報を得るために色々と勉強しメンタルブロックを外さなければならない。

まず最近行っていなかったセミナーに参加するなどし、他の大家と積極的に繋がるようにし始めた。

人それぞれ背景や手法も違うが、自分に活かせるものも数多く学べる。

有名な大家でも話をすれば自分と同じ人間であると認識でき、なら自分でもできるかもしれないと思えてくる。

もちろん投資判断は自分でしなければならないが、ちょっとしたことを相談し合える仲間がいるだけで心強い。

 

まず7号戸建のリフォームを早期に終わらせた上で、融資を引いてレバレッジをかけられる物件を探す。

普通にネットに出ているアパートでは多分駄目。

稀に良さそうな条件のものが掲載されるが速攻で掲載が終わる。

恐らく買付が殺到しているからで、そのような物件を買うのは実績があり早期に融資審査を通せるか、現金で買えるかだ。

そのような段階にない自分はもっと泥臭く物件を探して、融資を開拓しなければ進めないだろう。

そのための時間をまずは確保する。

また8月末には法人の決算のため会計処理も進めていかないといけない。

融資を持ち込む際も決算書や試算表、その他資料を用意しなければならないのでそれぞれの資料を更新していないといざ物件が出たときにすぐ動けない。

これらの事務作業も合間を見てコツコツ行っておく。

また金融機関から評価される決算書にするためには会計処理をどう行えば良いか、今期は全ての決算処理を自分で行う予定なのでその点も含めて勉強中だ。

 

こんな感じだろうか。

文章自体は日記として他人には見せずに書いているが、ブログで書く場合人から読まれることを考えて書くため、多少は整理された文章になる気がしている。

頭の中を整理することと、他者に宣言する効果を期待して今後もブログは書いていきたいので、もし読まれる方がいらっしゃればコメントやツイッターのフォローなど頂けるとモチベになります。

 

 

DIYから外注へシフトし規模拡大を加速させる

5号戸建のリフォームもほぼほぼ終わり。7月に購入してから約5ヶ月、大幅に予定が遅れた結果となり不甲斐なく思う気持ちが強い。

もう少しモチベーションを高く作業に当たることができればもう少し早くはできたろう。しかし中々それをコントロールすることは難しいものだ。気合でどうにかなればこれまでも苦労していない。

つくづく思うのはDIYの限界だ。工期がよりかかってしまうことで募集時期も遅れ、入居の機会損失につながる、というのは不動産投資の基本といえる。

これまではそれでも自分だけでやってはきた。理由としては気楽であることと人工コストだ。気軽に頼める職人さんとの繋がりがなかったこともある。とはいえ大家業を続けていると多少のコネはできてきて、ある程度信用して仕事を頼めそうな人も出てきた。

DIYでやれなくもないけど、面倒で時間がかかる作業は今後頼んでも良いかもしれないという気持ちに今回の物件で大きく傾いた。他の大家さんも当初はDIYでやっていてもどんどん外注する方向へ向かう傾向にある。余程好きでないと続けるのは難しいのかもしれない。

また外注するほどキャッシュに余裕がない、という状況は既に自分は脱している。ある程度利回りを犠牲にしてもプロに任せ時間を買う、という選択もすべきかもしれない。

利回り偏重な価値観に染まるのはDIY大家の誰もが通る道、通過儀礼なのかもしれない。ツイッターで利回り三桁%などと発信すればバズらせることもできて気持ちが良いからだ。

しかし最近になってようやくその考えが、良い投資とイコールではないと思えるようになってきた。DIYに時間が取られるということは、他の活動に割く時間がなくなる。結局それは規模の拡大については足かせに過ぎないのではないか、と思う。

ある程度キャッシュに余裕ができるステージになれば、積極的に外注を行いその点についても経験とスキルを磨くべきだろう。時間は多分金より貴重だ。

 

リフォームによる入居後のリスクテイク

リフォームをどこまでやるか問題。

俺が買ってきた築古物件はほとんどがそのままでは入居者がつかない物件ばかりだ。水回りなど基本的な部分に大きな欠陥がなかったとしても、壁や床など表層的な部分の痛みはある程度あるものだ。

そんな状態で入居させようとすれば募集家賃を生活保護基準まで大幅に下げる必要はあるだろう。その場合入居者が現れてもその質は推して知るべしである。

入居者の質が下がれば家賃滞納なども起きやすくなるし、直さずに貸しているのだからクレームも頻繁に起きるだろう。物件管理を業者にお願いすることも難しく、様々な面でリスクとストレスは増える。

そのため大抵はある程度リフォームして、それなりの家賃と入居者の質を確保するものだ。

とはいえ素人のDIYによる表層的なリフォームでどこまで家賃などが変わるのか、という問題がある。

家賃がどこで決まるのか、という点については「立地、間取り、築年数、設備」などDIYで改善が難しい要素である程度決まってしまう感覚がある。築古で築浅並みの家賃を得ようと思えば、リフォームではなく抜本的なリノベーションが必要になる、という感覚。

そのような手法は素人が一人でやるには費用対効果が薄く現実的でない。

では表層リフォームも極力すべきでないのか、というと俺は違うと答えたい。全面的に表層リフォームを行えば、家賃を大幅に上げることはできなくとも、入居者の質を大きく改善できる感覚があるからだ。

というのもやはり募集段階できれいな写真を掲載できると内見の反響が違ってくる。そのためある程度入居者の選別ができるようになる。特に自分は自主管理をメインに行なっているので、たちの悪い入居者を入れてしまいクレーム対応に追われると、ガチでメンタルが削られる。

これは想像以上にキツい、現在進行系でダメージを受け続けているのでマジで下手な入居者は入れんほうがいい。ジモティーで内見時から自分で対応できてればある程度弾くことはできるだろうが、それでも入居してみて分かることはある。

ただ入居者の質もそうだけど、入ったのが普通の人であってもリフォームが不十分で実際に生活してみて不具合が出てくることも少なくない。ある程度クレーム対応してきて注意するべき点などは分かってはきたが、1軒目で分かるわけもない。

その点で考えれば初期の物件は勉強やクレームのリスクを減らす目的でもトコトン直した方が良いのかもしれない。特に水回りの設備関係だな。

 

 

平均的な戸建投資家はどのように行動しているのか

最近のリフォーム状況について。

基本的に休みの日や仕事終わりは物件に入ってリフォームを続けている。

丸一日休みの日は朝7時ころには到着し作業を始め、昼飯を適当に済ませ日没くらいまで作業をして帰る。

時間、気力、体力的に余力を残して終わらせる。リフォーム始めてそろそろ3年経つが、毎回限界まで追い込んで作業を続けることはできないとどこかの時点で悟った。

多分毎回そんな調子でやってたらこんなに続けられていなかっただろう。

一度やった作業内容であれば次回からの効率は上がる。というか初めての作業はどんなに予習をしていても死ぬほど効率が悪い。壁紙貼りやクッションフロア貼りも初回の非効率さは尋常じゃなかった。

今回の5軒目にもなればもっとスピーディに作業が進行しても良さそうなものだ。俺も当初はそれを見込んだ計画を立てていたのだが、やはり80万の物件。買ってみて出てくる不具合が山のようにあった。

初めての作業もいくつもあり、それらに大きく時間を取られた結果として現在の遅延に至っている。まぁ今までも立てたリフォーム計画がそのとおり進んだことなどない。この点も見込んでおくべきだったのだろう。

 

で、散々DIYの愚痴めいたことを書いておいて思うのだが、こんな生活は普通の人間、少なくとも家庭を持った人間ではできないだろう。

結婚して子供もいれば自分に使える時間は限られる。俺のように仕事以外のほとんどを物件で過ごすようなことをしていれば、まず家庭が崩壊する。これはどんなにパートナーが不動産に理解があってもやむを得ないと思う。

そんな中でも自分の睡眠時間を削ってリフォームしてる人を知ってはいるが、相当ハードなはずだ。そして結構不動産を今から始めよう、としている人は所帯持ちが多いことも事実だ。30代で結婚をし、子供もいるが将来の不安などから不動産に行き着き、初手で築古戸建を買った、というようなパターン。身近にも何人かいるしツイッター上でも多い印象だ。

おそらく最初に買うのはそこそこ状態がよく、表層リフォームだけで貸せる物件が多いだろう。それでもその作業をDIYで行えば相当な時間がかかる。半年くらいかかるのは普通だろうし、一年かかっても不思議ではない。そうして得られる家賃は一ヶ月5万くらいだろうか。

初期投資としては物件+リフォーム費用+工具などで300~500万円くらいが多いだろうか。最初にこれを投下しても回収には数年かかる。2軒目を買える資金があれば良いが、よほど事前に貯蓄をしていないとこの時点で自己資金は乏しくなっているだろう。拡大させるには待つか融資しかない。

 

なんとなく想像でよくありそうなパターンを書いてみたけど、戸建投資ってなかなか厳しいな。どこかで他人と違った形で抜け出ないと拡大もおぼつかない。

安く状態の悪い物件に手を出せば貸し出すまでの労力が尋常ではなくなる。こうなると下手すれば自分の健康か家庭環境を損なう。中々難しい選択だ。

 

とはいえこの想定は、今の俺の作業効率で考えた場合でひょっとすると他の人はもっと効率よく進められるのかもしれない。俺が無駄に手間をかけ、無駄な苦労をしているのではないか、それも考慮するべき問題だ。

どこまでリフォームするべきか。これは今まさに直面している問題で思うところがあるので次はそれを考えよう。

 

日記的にブログを使おうかなーと。

久しぶりにブログを書いてみる気になったので思いつくままに書いてみる。

 

今年の夏から現在、冬の間は購入した5号戸建のリフォームに集中していた。

一ヶ月遅れで決済した6号に関しては未だ手つかず。正直計画倒れである。

購入前の計画では10月から11月までには5号を終えて募集までにはこぎつけているはずだった。

しかし見積もりは甘かったようで、残置物モリモリ+床の傾き、シロアリ被害に想像以上の時間を取られた。結果的に予定より1~2ヶ月は遅れた進捗状況となっている。

この5号が片付いたとしても6号にかかる労力はさらに多くなる見積もりで、正直買って後悔している感がある。

 

そんなこんなで情報発信に関してはツイッターオンリーとなり、ブログにまでは手が回らなかった。

今までは主にリフォームに役立つ情報を整理し、写真なども多く載せながら記事を書いていた。しかし、今後もそれを維持できるほどの余裕はなかろうと思う。

実際そのスタンスだと書き始めるまでのハードルはかなり高くなり、どうでもいい雑談めいたことは書けなかった。

別に収益化を目指しているわけでなし、もっと肩の力を抜いて書いてもいいのかと思う。

 

ツイッターでは140文字の制限があってあまり好き勝手には書けない。

ツイッター上のスタンスは役立つ情報のみつぶやくようにしているので、今更個人的な愚痴や取り留めのない話をしづらいところがある。

とはいえそういう場所もほしいので、当分はブログをそのように使いたい。

要は日記的な使い方だろうか。

まぁこのブログに熱心な読者はいないと思うが、その点は勘弁してほしい。

 

つーことでハードルを下げて書き続けるようにします。