DIY大家の覚え書き@TOYAMA

富山にて不動産投資で経済的独立を目指す戦いの記録

DIYと投資効率:長期的視点ではDIYが強い

 DIYと投資効率について。

 物件のリフォームをする上で

   DIYでセルフリフォームするべき

   業者に任せるべき

かはよく議論になる。

 絶対的な答えなどない問題だが、考えてみる。

1.DIYは大抵の人にとって投資効率が悪い

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 投資効率、投入した資金を回収するまでの期間がどれだけかかるか。

 表面的な利回りを

   物件購入費用+リフォーム費用/家賃収入

で計算すれば、DIYの方がリフォーム費用を抑えられる分、利回り自体は高くなる。

 しかし問題は作業完了までの期間だ。

 リフォームが完了するまでの間、入居はできず、家賃も得られない。

 自分でリフォームする場合と業者に任せた場合で、どれだけ空室期間が伸びることになるか、この点が回収効率に大きく影響する。

 

 DIY未経験者がこの期間を正確に見積もることは難しい。

 私の経験上、大抵その見積もり期間は甘くなりがちだ。

 当初の予定より数ヶ月伸びることも十分ありえる。

 そうなると当然空室期間が伸びることになり、回収効率はどんどん落ちる。

 この機会損失を事前に計算することはそう簡単ではない。

 リフォーム未経験者にとってDIYは、資金の回収効率の悪い方法になるだろう。

2.長期的視点に立つとDIYが強い

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 だがそれでも私はDIYを勧めたい。

 先に述べた投資効率の悪さは、その物件だけを見た場合である。

 大家業を志す者にとって、将来的にはどんどん物件を拡大していきたい、と思っているはずだ。

 DIYの強みは業者に任せた場合よりも

   自分が大きく成長できる

ことにあると思っている。

 リフォームのスキル、経験、知恵。

 これらは効率が悪いながらも自分で行うことで、少しずつ培われるものだ。

 経験を積めば積むほど、作業効率は上がり、様々な知恵も付いてくる。

 それが長期的に見れば、機会損失の期間を短縮することに繋がるのだ。

 どれだけ経験を積めば、業者に任せる選択以上の回収効率になるか。

 もちろん物件や業者によって様々だが、数年間は自分の技術を磨かなければ、DIYの方が効率が良い、とまでにはならないと思っている。

 

 私の場合、1号物件の1部屋目にかかったリフォーム期間は10ヶ月だった。

 壁や床のほとんどを直して、この期間だ。

 続いて2部屋目、同じ構造の部屋にかかった期間は5ヶ月。

 作業内容もほぼ同じ、しかし半分に短縮されている。

 もし3部屋目があったなら3ヶ月程度にはなるだろう、と思っている。

 

3.長期的目線で取り組まないと、DIYは辛い

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 元々DIYが好きだ、という人間を除き、ガッツリ物件を自分でリフォームすることは辛いと思う。

 数ヶ月に渡り、休みもなく、効率が悪く、失敗の連続の日々。

 経験がなければ必ずそうなる。

 どこかの時点で一度は後悔するはずだ。

 

 それに耐えるには長期的な目線を持つことが重要だろう。

 今が修行のときで、スキルや経験を積めば将来強みになる、と信じられるかどうかだ。

 そして未経験の作業にも積極的に挑戦して、常に自分の技術を高めるようにする。

 何よりも大事なのは、目先の投資効率などではなく

   目に見えない自分のスキル、経験、知恵などの資産

だと思う。

 結果的にはこれらの資産が、金銭的な資産に繋がるはずだ。

4.おわりに

 DIYは自分の時間を大きく費やす方法だ。

 独り身ならともかく、家族がいる場合その協力なしに、最大限にリソースを割くことは難しいだろう。

 それでも私はDIYに積極的に挑んでほしいと思う。

 金銭的なメリットを抜きにしても、自分の成長を実感でき、楽しいのだ。

 元々好きでなくとも、挑戦によって自分の技術が向上し、成長の喜びが得られる。

 こういったことは勤め人をしていては、なかなか得られない。

 困難の中にも楽しみを得られる視点を持つ、ということを意識してほしい。

 

 

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