DIY大家の覚え書き@TOYAMA

富山にて不動産投資で経済的独立を目指す戦いの記録

副業を志してから物件購入まで:地獄のセルフリフォーム

 まずは私が不動産投資を決意してから、物件の購入に至るまでの経緯について簡潔に語りたい。

1.副収入を得たいという願望とブログ

 2018年の秋ごろ
   会社の給料以外の収入が欲しい
と思うようになった。
 それなりの年数を同じ会社で勤め、仕事の要領も分かってはきていた。
 しかし会社での将来性には閉塞感を感じていた。
 このまま出世していって、それが何になるのだろう。
 当時は漠然とした不安が常に付きまとっていたように思う。

 

 また社会では、会社以外での副業が大きなトレンドとなっており、私も興味をそそられたのだ。

 独立とまでいかなくとも、多少金銭的に裕福になれれば、という思いがあった。
 そのような当時の雰囲気、それに影響を受け何かやってみよう、と思ったのだ。
 
 今にして思うと
   浅はかで軽い決意
だったと思う。
 
 そして副業を探し始める。
 まず目を付けたのが
    ブログアフィリエイト
であった。
 初期投資も必要なく始められるアフィリエイトにとりあえず手を出してみた。
 当時はネットで見た情報だけで無料のブログを立ち上げ、テーマを決めない雑記ブログで適当に記事を書いていった。
 
 金銭目的でブログを書いたことのある人なら分かるだろうが
    まったく続かない
    誰からも読まれない
のだった。
 だいたい一ヶ月くらいは書いただろうか。
 この一ヶ月はひたすら苦痛だった。
 元々ブログを書くことが好きではないし、特に好きなことについて発信していたわけでもなかったからだ。
 当然耐えられずブログを書き続けられなくなった。
ろくにブログやアフィリエイトについて学んでいなかったのも確かだが、あまりにも見通しが甘く楽観的だった。
  ここでブログで副収入を得ることなど、到底無理だと悟り他の副業を探し始める。

2.サウザーラジオとの出会い、不動産への方向転換

 ここで転機となったのが、不動産界隈で言わずと知れたサウザーラジオにであったことだった。
  サウザーラジオは私に
   合理的に経済基盤を築いていけば、勤め人を卒業可能だ
という考えを植え付けてくれた。
 ラジオは徹底的に聴いた。
 その末の結論が
   俺も不動産をやろう
だった。
 それからは不動産の本を読み漁り、種銭を貯めるために売れそうなものは全て売った。
 これまでの貯金をかき集めるとボロ物件なら買えそうな種銭は確保できた。
 そして
   ある程度貯金はあるし、良い物件を買えれば何とかなる
という甘い見込みから、不動産を探し始めたのだった。
 
 毎日アットホームやスーモなどを検索し、値頃な物件は図面を取り寄せていた。
 探し始めて約1ヶ月ほどで
   築30年、平屋のアパート
が出た。
 感覚的にこれは掘り出し物に違いない、と感じ、その日の内に内見し買付を入れた。
 結果的には売り出し420万のところに指値を入れて、350万で購入できた。

 

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3.勢いに任せた物件購入、そしてリフォーム地獄

 購入できることになった私は
   いつごろまでにはリフォームは終わるはずだ
   家賃をこのくらいにすれば利回りは何パーセントだ
などと楽観的な妄想に浸っていたものだった。
 
 その年末には物件の所有権が移り、自分のものとなったためリフォームを始めることとなった。 
 当時の私は2019年の春までには全面的なリフォームを終えて貸し出すつもりでいた。
 コストを抑えるためにリフォームは全てDIYだ。
 DIYで予定していたのは
   3部屋+キッチン、トイレ、玄関の全面的なクロス張り替え
   床のクッションフロア張り替え3部屋
を最低限としていた。
 改めて考えると、DIY未経験者が会社勤めをしながら3,4カ月で終えられるはずがないのである。
 だが、当時の私はそのような現実的な思考はできておらず、その報いはあまりにも大きかった。
 この後はそのリフォームが一切予定通りには進まず、頭を抱えることになるのである。

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 会社以外の時間のほとんどを投入しても、遅々として進まないリフォーム。
 それを終えなければ客付けもできない。
 借金をしていないことだけが救い。
 そんな状態のまま1部屋目のリフォームが終わったのは
    物件購入から10ヶ月後
だったのだ。

 この日々は今から思い返しても、しんどいものだった。

 あまりにも無謀で愚かだった。

 他の人間には全く勧めない道だ。

 平日の仕事を定時で終えてから、午後6時過ぎに物件に入る。

 晩飯もろくに食わずに午後9時過ぎまで、リフォーム作業。

 休日は金曜の夜から泊まり込みで日曜の夜まで作業。

 その作業も非常に非効率的で、正しい方法も分からないままにやっているのだ。

 そんな生活を10ヶ月続けてようやく1部屋を完成させた。

 客付けをお願いしながら、次の部屋の作業に移ったのだ。

 もう1部屋のリフォームを終えたのは、さらに5ヶ月後だった。

 これを地獄的と言わずにいられるだろうか。

 つまり1つの物件にかけた時間は15ヶ月になる。

 投資としては考えられない空室期間である。
 
 一つ確実に言えることは
   物件を買う前に、他の大家の元でリフォームの修行をさせてもらえ
ということだ。
 多分その経験が多少あるだけでも、作業効率は全く違っただろう。
 もしこれから大家になることを志す人がいるのであれば、間違っても私と同じ轍は踏まないでほしい。
 メリットがあったとしたら
    根性はついただろう
ということくらいである。
 
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