DIY大家の覚え書き@TOYAMA

富山にて不動産投資で経済的独立を目指す戦いの記録

石膏ボードの下地調整について

石膏ボードにクロスを貼る場合、その下地調整は必須である。

貼るクロスにもよるが、石膏ボードにデコボコがあれば、それらは多かれ少なかれ仕上がりに影響する。

それを平らにするための措置が下地調整だ。

石膏ボードにクロスを貼るとき

   古いクロスを剥がしたボード

   新しいボード

のどちらかになる。

ここからの作業においては、古いボードの方が一工程、手間が追加される。

 

・古い石膏ボードで追加される作業

  この場合古いクロスにカッターなどで切れ目を入れ、ひたすら剥がしていく作業が

 出てくる。この作業はクロスの状態によって簡単に、一気に剥がせることもあれば、

 少し剥がしたらクロスが千切れて非常に手間がかかることもある。

  一気に剥がせない場合、対策の一つとして、スクレイパーで削ぎ落すということ

 だ。多少力任せにやれば、手だけでちぎっていくより遥かに効率的に進められる。

  クロスを剥がした後は、大抵の場合、クロスの下紙が壁に残っていると思う。

  大抵のビニールクロスは、表面がビニールだがその下に紙でできた下紙があり、二

 重構造になっているものだ。

  この下紙はボードにしっかりとくっついたままであれば、そのまま新しいクロスを

 貼り付けることができる。しかし、下紙がボードから浮いていたり、ところどころ下

 紙があったり、なかったりした場合、新しいクロスを貼ったとしても影響がでてしま

 う。

  基本的には、浮いた下紙を剥がしていく。

  乾いた状態でも明らかにボードから浮いていればカッターなり、スクレイパーで剥

 がしていく。また一見してボードと密着しているように見えても水分を含んだら浮い

 てくるケースも多いので、霧吹きで下紙を軽く湿らせてみる。

  すると接着が甘い箇所は、膨れて浮いてくるので、そこを削ぎ落す。

  

  以上下紙に関する作業が、古いボードをそのまま使った場合に追加される作業だ。

  この作業をする必要がなくなるのが、新しいボードを使う大きなメリットだろう。

  ここからの作業は共通になる。

 

・パテでビス穴、段差を埋める。

 先に述べた通り、下地のデコボコなどの荒れは、クロスの仕上がりに影響する。

 それを極力なくすために、 

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 このような石膏パテでボードの段差や穴を埋めていくことになる。

 ここで必要になる道具は、上記のパテと

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 これらのような、地ベラとパテ盛り板、が最低限必要だ。

パテ自体は粉状だが、水を加えて練ると、粘土のようになるので、程よい固さになるよう加える水を調節する。

そして板に適量乗せ、地ベラで壁に塗っていく。

この作業は間近で人のやり方を見るのが一番だろうが、YouTubeにも職人さんの動画がたくさんアップされている。

その中でも特に詳しいのが以下の動画になる。


クロスのパテがけをプロが徹底解説!(上達のコツ)

私もこの動画を何度も見ながら、見よう見まねでやりはじめ、ある程度上達はしたので、身近に教われる人がいない場合は、とにかく動画で勉強するのが良い。

 

他の動画でも言われていることだが、パテがけが1回で終わることはない。

新品のボードであっても3回はパテをかけるくらいでないと、どうしても段差ができてしまうし、ビス穴も埋まらない。

 

この辺の作業は慣れても大変だし、非常に地味だ。

しかし後々の出来に関わる大きなところなのでじっくりとやるほかない。