DIY大家の覚え書き@TOYAMA

富山にて不動産投資で経済的独立を目指す戦いの記録

壁紙のカット・のり付け

壁紙のカット

壁紙を貼る前には、必要な分に切り分ける必要がある。

ロールで送られてくる壁紙を端っこから測り、張る場所の長さよりも

   5~10センチ

くらいの余裕を持たせて、はさみでカットする。

このときに必要量ギリギリでカットしてしまうと、いざ貼るときになって微妙に足りなくなることがある。

はさみを使ってフリーハンドで切る場合は、なおさら注意しよう。

 

使うのりのタイプ

続いて壁紙の裏側にのり付けをしていく。

ここで使うのりにも2タイプある。

1つ目はのりの希釈が必要なく、そのまま塗れるタイプ

アサヒペン 強力タイプカベ紙用のり 775 1600g

アサヒペン 強力タイプカベ紙用のり 775 1600g

  • 発売日: 2012/07/02
  • メディア: Tools & Hardware
 

 2つ目がのりを水で希釈する必要があるタイプ

ヤヨイ化学 ルーアマイルド 18kg

ヤヨイ化学 ルーアマイルド 18kg

  • メディア: Tools & Hardware
 

 それぞれのメリットデメリットは

 ・そのまま塗れるタイプ

  ベストな濃度・粘度なので塗るのも貼るのも安心、手軽

  小分けにされているものもあるので、必要な分だけ購入できる

  希釈タイプに比べて割高

 ・希釈タイプ

  基本的に業者用のため、大容量でしか売られていない

  希釈の際、のりと水の割合を考えて混ぜる必要がある

  濃度を間違えれば、塗りづらくなったり、壁紙が張り付かなかっ

 たりする

  余ったのりの保管が面倒

といったところだ。

 

私は最初からコストを考えて希釈タイプを購入した。

1箱18キロだが、これだけで一戸建ての壁紙は貼り切れるくらいの量がある。しかし、一部屋の壁紙を貼りかえるだけだ、という場合は小分けで、希釈の必要がないものを選ぶのが無難だろう。

 

のりの攪拌

そのまま塗れるタイプであれば、100均のローラーで塗るだけで問題ない。

希釈が必要な場合は、バケツなどに固形ののりを必要分取り出し、水を加える。

のりごとに水との割合が書かれているので、最善を期するのであればのりの分量と水を計量器で測って、混ぜるべきだろう。

私はそこまでやっていられなかったので、何度か失敗して感覚を掴むまでやった。

のりと水を攪拌する際は、インパクトドライバーに取り付け可能な 

 攪拌用の羽根が必須である。

混ぜるときも水は少しづつ加えていく、のりがダマにならないようにだ。

濃度を多少間違えても、のりを後から加えて調節が可能なので、あまり心配の必要はない。程よい粘度になるまで続ける。

慣れないうちは、のりと水の量を商品説明通りに測って混ぜ、適切な粘度を覚えるといいだろう。

慣れてくればいちいち分量を量らなくても、適切な粘度がわかってくるので作業効率が上がる。

 

壁紙へののり付け

壁紙へののり付けは、基本的にローラーが良いだろう。

刷毛で塗るには面積が広すぎるし、時間がかかる。塗った先からのりが乾くといけないので、この工程は手早く済ませたい。

100均のローラーで十分なので、壁紙の真ん中あたりから一気に塗っていく。塗り忘れがあると壁に貼った後、その部分が接着せず空気が入ってしまう。

十分な量を付けて、しっかり全面に伸ばしていく。

ここでのりの粘度が高すぎると、のりが全然伸びずに付け忘れる場所が出る原因となる。

また壁紙の端っこは付け忘れが多い、意識してのり付けしよう。

最悪なのが塗っている最中に、のりが足りなくなることだ。

半端につけてしまってから、慌ててのりを希釈している間に、付けたのりは乾いてしまうだろう。十分な量を確保してから作業を開始するべし。

※壁紙を重ね断ちする場合

壁紙を連続して同じ柄を貼っていくときに、2枚の壁紙の端を重ねて貼り付ける方法を重ね断ち、という。

この方法を使って何枚も繋げていく場合、のり付けの時点で壁紙の左右の端に

   ビニールテープと下敷きテープ

を貼り付けておくことが望ましい。

ビニールテープは、壁紙が重なる部分の上側につけるもので、要はその部分ののりが乾くことと、下側の壁紙にのりがつかないようにするものだ。

下敷きテープは

 こういったもので、これは2枚重なる壁紙の下側につけるもの。

重ね断ちするときは、カッターで2枚まとめてカットするのだが、その際下地の石膏ボードまで切らないようにするためのものだ。

どちらのテープも目的としては

   壁紙の繋ぎ目をキレイにするため

用いられるものだ。

壁紙にのり付けした後、急いでこのテープもつける必要があるので、結構忙しいが、後の仕上がりを考えれば省くべきではない作業だ。

 

のり付けの後のオープンタイム

壁紙にのり付けが終われば、貼り付けるときの上側からのりの面が空気に触れないよう、折り畳んでいく。3,4等分くらいで畳んだらそのまま外気にできるだけ触れないように、ビニール袋に入れておく。

そして約10分間経つのを待つ。

壁紙には、水分を含んだら紙が伸びる性質がある。

そのためのりを塗ってから、すぐに壁に貼り付けてしまうと、貼るときはピッチリと貼れていたのに、時間の経過とともに壁紙が伸びて弛んでくる。しわの原因になってしまうのだ。

だから、ある程度壁紙が伸びるのを待つための時間として、オープンタイムが取られるのだ。

またのりの面同士をくっつけることで、のりを塗り忘れた部分があったとしても他の面がそれをフォローする役割にもなる。

ここまでやって、ようやく壁に貼り付けることができる。