物干し場 波板屋根の貼り替え
1号物件には外の駐車場横に後付けの物干し場がある。
恐らく前のオーナーが後から設置したもので、手作り感のあるものだ。
屋根は波板の屋根なのだがすでにボロボロ、ところどころ波板が割れて穴が空いている。
このような状態では洗濯物を干すことなどできないため、波板を全面的に貼りかえることとした。
・古い波板の取り外し
波板自体は垂木に波板用の傘ビスで打ち付けられているだけだった。
これはバールなどで引っこ抜くのは簡単で、これさえ抜いてしまえばトタンは簡単に外せる。波板自体もボロボロのため細かく砕いて燃えるゴミだ。
あとは新しいのを付ければ良いかというとそうでもない。垂木の鼻先部分は雨水がかかっていたため、先端が腐っていて下地として使えそうもなかったのだ。
そこでこの腐った部分は切り落とすことにして、古い垂木に並行して新しい垂木を継ぎ足すこととした。
・垂木の設置
古い垂木と同じ木材を選び、屋根の下地となる長さに揃え、古い垂木にビス留めしていく。
これで波板を元の位置に設置可能になり、屋根の前面に雨どいを設置することも可能になった。
・波板の設置
波板の設置自体は非常に単純で波板を屋根のサイズに合わせてカットし、あとは上からインパクトでビス留めしていくだけだ。
どこのホームセンターにも波板は売っているので必要数を測り購入する。
波板にもいくつか種類がある。
塩ビ、トタン、ポリカなどがある。
寿命などの性能に応じて値段も違うのだが、私は7~10年保つと言われているポリカ製の波板を選んだ。
性能的には中ごろのものだろうが、安い塩ビともそれほど違うわけではなかったので無難なところにした。
板の縦の長さは屋根に応じてカットする必要があるのだが、波板は文字通り波打っているため、普通のキッチンバサミなどでカットすることは困難だ。
そこでこのような波板用ハサミがあれば効率的に作業ができる。
とはいえ、ホームセンターのカットサービスでできたかもしれないと、今になって思う……
波板へのビス留めについて、まず波板には当然、山と谷がある。
ビス留めは、山部分に行わなければならない。
なぜなら、谷部分に穴が空くと、そこから水が漏れだす可能性があるからだ。
しかし、ツルツルの波板の山にいきなりビス留めしようとすると、当然滑りあらぬところに刺さりかねない。
事前に波板の山部分に、下穴をあけておく必要がある。
インパクトにドリルビットを付け、適当な感覚で穴を空けていく。
そうすればビスは簡単に留められる。
また波板は横に並べていくわけだが、必ず2~3山を横の板と重ねて並べ、ビス留めもその重なる部分に忘れずしていくことだ。
・感想
実作業時間は3~4時間だろうか、やってみれば意外と簡単な作業であった。
簡単な物置などであれば、これで作れそうな気がしてくる。
この後さらに雨どいも設置したが、そちらも部材さえ揃えてしまえば簡単なものだった。
DIYの中でも意外と初心者向けな気がする。
大抵のホームセンターで波板の貼り替えや、雨どい設置の解説冊子などがあるので機会があれば挑戦することをオススメする。