DIY時の服装①:装備への投資
DIYで物件のリフォームをする際、どんな服装で作業しているだろうか。
基本的には動きやすい服装なら、大差はないと思われるが状況に応じて適したものがある。
良い装備は作業の効率性を上げ、自身の消耗を減らすことができる。
今回はDIY時の服装について考えてみたい。
1.上着とズボン
①上下セパレートタイプの作業着
恐らく最も着用者が多いタイプだろう。
上と下で分かれたタイプの作業着で、ズボンにはベルトを通す。
ホームセンターやワークマンでも最も扱いが多いものだ。
気候に応じて上着を着脱できるし、上下で別の作業着を組み合わせることもできる。
②作業用のつなぎ
対してつなぎは上下が一体になった作業着。
こちらは一般的ではないかもしれないが、使ってみると色々とメリットがあることに気づかされる。
しかし反面デメリットもあるため、使い分けることが必要だろう。
つなぎのメリット
・ベルトをつける必要がないため着やすく、動きやすい。
腰の圧迫感がなくなるので着心地は楽だ。
・上下一体なので腰の部分に隙間ができず、防寒性が高い。
冬場は腰から冷えることが多く、それを防ぐことができる。
・洗濯時にまとめて洗えて干せるなど管理しやすい。
乾いた後も上下でバラバラになることもないため、管理は楽。
つなぎのデメリット
・暑いときに上だけ脱ぐ、といったことができない。
上の部分だけ脱いで、袖の部分を腰に巻き付けることもできるが、結構ずり下がっ
てくる。
・トイレ(大)の際、上半身部分も脱がないと用をたせない。
小ならジッパーを下ろすだけで良いのだが、大は上半分を脱ぐことに。
夏ならともかく、冬場はこれが結構寒い。
・サイズが合わないと、窮屈な思いをしやすい。
大事なのは肩から股下までのサイズ。ここが短いと常に股に圧迫感を覚える羽目に
なり作業どころではない。
つなぎを買う前には試着必須である。
2.履き物
①室内用の履き物
・スニーカーなど運動靴
作業時は動きやすいことが必須である。
最適なのはスニーカータイプのもの。
ただ作業は当然汚れることが想定されるので、高価ではないものにする。
・クロックス
室内なのでちゃんとした靴は履きたくない、しかし作業性も確保したい。
といった理由からなのか、クロックスタイプは好まれる印象だ。
実際これは脱ぐのも簡単であるし、床も汚さない。
そこそこ足の保護にもなるので使い勝手がよいのだ。
・スリッパ
リフォーム終盤であとは掃除だけだ、というくらいになればスリッパでも良いだろう。
②室外用の履き物
・安全靴、ブーツ
安定しない足場での作業、釘や木材、廃材などが転がっている場合に最適。
それらの状況では、足を保護するためにも頑丈なものを履くべきだ。
・長靴
雨の日の外作業、風呂場の作業など、水が絡む場所では必須である。
ただ普通のゴム長靴で下手に室内を歩くと、ゴムが床について汚れることもある。
また釘などから足を保護する機能はないことが多いので、そのような状況での仕様は控えよう。
3.手袋
・軍手
基本装備。
あらゆる状況で役立つ手袋。
安価であり洗濯可能。
機能面でバランスに優れるが、悪く言えば器用貧乏。
水には弱い。
・水場用ゴム手袋
雑巾拭きなど水を使う作業時には最適。
ペンキを塗るときにも、すぐに洗い流せるため使える。
ただ生地が薄いので、金属片などを洗ったりする場合は使用を控えたほうがいい。
一箇所穴が開いたら使い物にならなくなる。
・作業用ゴム手袋
ゴムで出来ているが大抵は手の甲側がメッシュのようになっている。
伸縮性が高く細かい作業がしやすい。
大工作業をするときに最適の手袋だろう。
メッシュ部分からは水が染み込むので、普通のゴム手袋としては使えない。
・革手袋
手の保護性能が最も高いタイプ。
生地が分厚く、火にも強い。
反面細かい作業はしづらい。
以上、服、靴、手袋について整理してみた。
DIYにあたって、快適に、効率的に行うには色々な道具を使い分けることが必須である。
それは今回語った服装についても同様だ。
次回からは、帽子、マスク、ゴーグルなど小物類についてや、ペンキ塗り時、解体・大工作業時、炎天下の外作業時などに応じた服装なども考えていきたい。