DIY大家の覚え書き@TOYAMA

富山にて不動産投資で経済的独立を目指す戦いの記録

キッチンへのリメイクシート貼り:費用対効果が高く初心者におすすめ

 築古物件のシステムキッチンといえば、流し台・ガス台などが別れて設置されている公団タイプが多い。

 この公団型は設置・取り外しが素人でも簡単にできるもので、リフォームするときには便利だ。

 古いものの状態により交換するか、リメイクするかを選択するべきである。

 2号物件のキッチンは以下の写真のとおり。

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 酷い壊れはなく、シンクや棚の内部も掃除をすれば十分に使える状態だった。

 そのため今回は戸棚部分にリメイクシートを貼り付けることとした。

 1.リメイクシートの特徴

 そもそもリメイクシートとは何か。

 シール状になったシートで、裏紙を剥がして貼り付けることのできるもの。

 色々なメーカーが販売しているが、最も入手しやすいのが100円ショップで売られているものだろう。

 柄や質感などで色々なタイプがあり、あらゆる場所に対して使用することが可能だ。

 最も安価なのが100円ショップだとしたら、もっとハイグレードなタイプもあり、ホームセンターなどではより高級感のあるものも販売されている。

 DIYとしては難易度も低く、誰でも手軽に始められるものになる。

 戸棚のみならず壁紙に対しても貼ることができ、失敗しても簡単に剥がすことが可能だ。

 購入も100円ショップで簡単にできるので、大家だけでなく多くの人が活用しているだろう。

 

 私は1号物件においても、キッチン・引き戸など色々な場所に対してリメイクシートを使用してきた。

 調達先はやはり100円ショップで、ダイソーかセリアがほとんどだ。

 100円ショップのリメイクシートのメリットとして、圧倒的に安価であることが挙げられる。

 幅45センチ✕長さ90センチで100円のものが多い。

 キッチンの戸棚に貼るなら1,000円もかからず施工可能だ。

 また種類も非常に多い。

 大型店舗であれば数十種類のラインナップがあり、選ぶことにも苦労するだろう。

 デメリットとしては、在庫が安定していないことだろうか。

 種類が多い分店頭在庫が売れてしまうと、後日買い足そうと思っても同じものがすぐに見つからないことも多い。

 そのため最初に十分な量を確保して施工を始めるべきだ。

 

2.使用したのはダイソーのリメイクシート№29

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 今回私が使用したのはダイソーのリメイクシートで、ナンバーは29のものだ。

 これは購入段階で店頭に十分な在庫があり、デザイン的にもキッチンに合いそうという理由で選んだ。

 ダイソーのリメイクシートには大きく分けて2種類ある。

 サイズが「45センチ✕90センチ」のものと、「30センチ✕80センチ」のものだ。

 これらの違いとしては、30✕80の方が質感は良い。

 若干高級感があり、45✕90が薄いシートなのに対し、30✕80はシートに厚みがあり木目の質感を再現してあるのだ。

 ただその分サイズが一回り小さく、貼り付ける場所によっては重ねて施工する必要も出てくる。

 また商品によっては非常に貼りづらい。

 質感を良くするためシートを固くしているのか、貼り付けるときに気泡が入りやすいものがある。

 上の写真中央の大理石柄ナンバー19がその典型だ。

 これを以前数箇所で施工したが、これをキレイに貼るのは至難の技だろう。

 木目柄のナンバー27については比較的貼りやすく、質感も良いのでオススメだ。

 安価な45✕90についてはどれも貼りやすい。

3.シート貼り付けのコツ:ゴムベラと思い切りの良さ 

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 実際の貼り付け作業だが、キレイに仕上げるにはコツがいる。

 まずは下地の掃除。

 台所用洗剤などで汚れを取り、デコボコなどがあればパテなどで埋めてならしておこう。

 それから貼り付けに移るが、難しいのが

   気泡やシワを作らずに貼ること

である。

 適当に何も考えずに貼ると、大抵それらができてしまう。

 色々試した結果、効果を感じているのが「ゴムベラ」である。

 戸棚の場合、上から下に貼っていくことになると思う。

 そのとき気泡を入れないように抑えるものとして、ゴムベラを使う。

 シートと下地の密着性が上がるからか、気泡は入りづらくなると思う。

 また気泡やシワを恐れるあまり、時間をかけてシートを貼っても余り効果は感じない。

 どんなに時間をかけて貼ろうとも、失敗するときは失敗する。

 むしろ一気に貼ったほうがキレイに仕上がることも少なくない。

 

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 次に戸棚の側面部分について。

 側面部分に巻きつけて貼ると、シートによっては剥がれやすくなる。

 実感として、硬いシートほど曲げる部分はうまくいかない。

 その場合は表面と側面を分割して貼り付けたほうが良いだろう。

 今回は安くて薄いシートなので一度に貼ることとした。

 上の写真のように側面に巻きつけ、余った部分にはカッターを入れて切り取る。

 表面の端部分は壁紙用の地ベラを使い、壁紙と同じ要領でカットする。

 これらの工程はほぼ壁紙の施工と同じなので、壁紙を貼れる人にとっては簡単な作業だ。

 

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 シート約8枚分を貼り付けるのに約2時間程度。

 これだけの作業でキッチンの印象はガラッと変わるはずだ。

4.おわりに

 このリメイクシート貼りは作業難易度は低い。

 にも関わらず費用対効果は非常に高い。

 時間もかからず、コストも数千円で済み、どんなキッチンでもシートを貼れば使えるようになる。

 古いからといってキッチンごと交換すれば、それだけで数万円の支出になる。

 仕上がりの質を上げるには練習すれば良い。

 失敗してもシートを剥がせば、何度でもやり直せるのでコストもかからない。

 DIY初心者がまず始めるならこの作業はオススメである。

 

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