DIY大家の覚え書き@TOYAMA

富山にて不動産投資で経済的独立を目指す戦いの記録

聖帝zoomセミナー2020 第三回  感想③「あだち先生編」

 前回は支那そば軍曹編。

 

hacchi6.hatenablog.com

 

 今回は聖帝セミナーの三番手、あだち先生。

 テーマは「他人との協力関係」である。

 あだち先生は、アフィリエイターとして自由な時間を手に入れるためには「他人の時間を頂くことが不可欠」だと説いている。そのためには他人と適切な関係づくりが欠かせない。

 今回のセミナーでは、その方法をかなり具体的な部分にまで踏み込んで語られた。

 他人との協力関係は、アフィリエイトに限らずあらゆるビジネスにおいて重要である。その視点から今回私が感じたことをまとめたい。

 1.相手に対する期待を明確にする

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 不動産業においても必ず他人の協力が不可欠だ。物件のリフォーム。客付け、物件管理、自分の自由な時間を確保しようと思えば、他者へ委託する割合を増やしていく必要がある。

 このとき陥りがちな罠が「自分が金を払っている」という意識で他人に接することだ。お客様根性とも言い換えられる。金を払っている自分が偉い、という意識は言葉に出さなくとも必ず相手に伝わる。そんな価値観を持っていれば、何か問題が起こったときは必ず相手を責める。まさに、自責ではなく他責マインドに陥るのだ。

 独立して生きていこうとする人間が他責マインドを持つことは絶対に許されない。それはなんらメリットがなく、足かせにすぎない。

 では他人にアウトソーシングする場合どう考えればよいのか。

 自分が何もしなくても、他人が自分の期待を全て汲み取ってくれ、完璧に仕上げてくれるなどと考えてはいけない。結果的に自分の期待する成果が出なければ

  「自分の指示が悪く、お互い意思疎通が足りなかったのだ」

と考えなければならない。

 相手に期待することをお互い徹底的に共有する。これは口で言うほど簡単ではない。相手と面と向かって打ち合わせを行ってさえ、全て共有するには相当な労力がかかる。

 大抵の場合「自分の期待することは伝わっているはずだ」と軽く考え、その結果を見て「こんなはずではなかった、私の期待を裏切った」と相手を責めるのだ。またそもそも自分が相手に対して、何を期待しているか、すら正確に分かっていないケースも多いだろう。お互いがこの協力関係からメリットを得られる、WINWINの関係を築くためには、その期待を明確にしておく必要があるのだ。

 ではどうするか。これは徹底的に自分の期待を考え、明文化し、相手と意思疎通を図るしかないだろう。アフィリエイトでも外注するときは、指示書を作成して相手に渡すという。このような作業は不動産でも不可欠だろう。リフォームをお願いするときにこちらの希望を、口頭だけでなく文章でも作り、相手に渡す。相手からの見積もりでも、できるだけ詳細に作成してもらう。

 この相手との交渉段階で何が求められるか。相手への敬意もそうだが、依頼することに関する自分の知識である。

2.学び続け、相手と対等になる

 自分の知識がなければ、相手との交渉において有益な関係を結べない。恐らく一方的に利益を奪われ、それに気づかないことも起こり得る。ろくに不動産の勉強もせず、全く利益のでないワンルームマンションを買わされる人がいい例だろう。自分も相手に負けないくらい知識を付けておかないと、ハードな交渉はできない。

 だがこれは、リフォームにかかる原価を知り徹底的に値段を叩いてやれ、ということではないはずだ。部材の原価などを把握しておくことは必要だが、相手の利幅をとことんまで削ってしまえば、相手にその仕事を受けるメリットなどなくなる。今回の取引で自分が多少得をしたところで、長期的なWINWINの関係を築くことができなければ、結局自分の損失に繋がるだろう。

 そういった点も含めて「相手が何を期待しているか、自分が相手に何を提供できるのか」といった視点を忘れずに交渉しなければならないだろう。

3.自責マインドは習慣

 では実際、相手に敬意を常に払い、学び続け、WINWINの関係を保つよう努力し続けることはできるだろうか。ちょっと考えただけでも簡単ではないことに気づく。

恐らくこういった意識を持っていない人間は、大抵不可能だ。

 これらの行動を取れるか、という点は「自責マインド」を持っているか、と同義だと思う。しかし普通の勤め人をしていては、こういった人間にはなかなか出会えないのではないだろうか。

 自責マインドを持とう、と思ったところでその日から実践できるものではない。自責マインドに基づいた行動とは、習慣であり、習慣はその日の決意で一気に変えられるものではないからだ。結局は人格を日々磨き続けるしかない。

 これに近道はない。日々一つ一つ悪習を正し、良い習慣に変えていくことしかできない。

4.おわりに

 今回の聖帝セミナーの受講料は3,850円であった。私はこういったセミナーへの参加は初めてだったのだが、これだけの料金を支払う価値は十分すぎるほどあったと思っている。

 これは有料で出しているコンテンツだから質が高いとか、そういう話ではない。

 あくまでも私が料金を支払った、という状態にあることに原因があると思う。無料のコンテンツでも質が高いものはいくらでもある。しかし、どんなに価値が実際にあったとしても、コンテンツを受け取る側がその価値をどう認識できるかは別の問題だ。

 無料だから大した内容ではない、と学ぶ姿勢もないままに消費してしまうことが十分に起こりえる。今回のセミナーは有料のため、私自身の期待と学習欲が最大限に高まった状態で受けることができた。だからこそブログの記事としてアウトプットができるくらいに吸収することができたのだと思う。

 同じ内容を無料で聴いても、とてもこれだけの内容を学ぶことは不可能だったろう。こういう形の学習の動機づけができることに気づけたことも、今回の大きな収穫であった。

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