DIY大家の覚え書き@TOYAMA

富山にて不動産投資で経済的独立を目指す戦いの記録

聖帝zoomセミナー2020 第四回感想「読む、考える、応用する」

 去る9月5日聖帝zoomセミナーの第四回が開催された。

 講師陣は第三回に引き続き「もぎじゅん先生、支那そば軍曹、あだち先生、聖帝」である。

 

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 今回のテーマも勤め人卒業ではあるが、各講師陣ともに前回とは切り口を変えた内容となった。

 それぞれを詳しく説明はできないが、私が重要だと感じたポイントに限定しまとめていきたい。

 

 

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1.もぎじゅん先生「不動産賃貸における各業者との付き合い方」

 不動産賃貸業において物件の管理に関しては、自主管理と管理を委託する形に分かれる。

 物件規模が小さい段階であれば自主管理も可能だが、兼業大家で規模拡大を考える以上必ず管理委託をする必要がある。

 

 管理会社は大家とどのような関係性になるか。

 基本的には大家の味方だが、利益相反の関係にある部分も理解しなければならない。

 入居者からのクレームをまず受け止めてくれる点は、大家の精神衛生上非常に大きなメリットだ。

 物件設備の修繕については、管理会社の言うがまま業者に任せれば相当な出費になるケースも考えられる。

 例えば水漏れ関係で、DIYでパッキンを交換すれば済むようなものでも、業者に頼めば人工代だけで数千円がかかる。

 物件と大家の距離もあるので何が良いかはケースバイケースだが、重要なのは管理会社と連絡を密に取り、良好な関係を維持していくことだろう。

 お互いにとってWIN✕WINの関係を築くためには、双方の理念の統一が欠かせない。

 

 このような関係づくりはガス会社にも言える。

 契約の更新時などに交渉することで、新たな設備を無料で導入してもらえるケースもあるらしい。

 もちろんその分の費用が入居者に行ってしまっては意味がないので、交渉においても常に良好な関係を維持した状態で望むべきだ。

 

 またDIYについて。

 大家をやっていく以上、可能なDIYの範囲が広いにこしたことはない。

 ただ自分一人で行うDIYにも限界がある。

 経費を節約できるのは間違いないが、浮かせることができるのは一日2万円ほどである、というのが大体の試算らしい。

 資産規模が小さい内はこの一日2万円は馬鹿にできない。

 私の現状ではDIYでこの費用を浮かせなければやっていけないだろう。

 しかし物件規模を拡大していくに従い、全てをDIYでリフォームすることはできなくなっていく。

 やはり段階に合わせて、人に委託することを考えなければならないだろう。

 その上でどのような点に気をつけるべきなのか、というなら対等な関係を保てるよう勉強するしかない。

 

2.支那そば軍曹「パクりからオリジナリティを作り上げる」

 商品の作り方に関する具体的な方法論。

 軍曹の商品であるラーメンに限らず、あらゆる商品作りに共通している内容だ。

 まず商品の選定には自身の「狂気」を発揮できることが大前提。

 他人の軸に従って商品を選んでも、その狂気が発揮されないため戦える商品にまで作り上げられない。

 

 選んだ商品をどうやって磨き上げるか。

 とにかく「パクる」こと。

 ただそのパクりにも作法が求められ、丸パクりはご法度。

 見様見真似で試行錯誤しながら商品を作ってみる。

 その過程で商品のオリジナリティが付与できる素地ができる。

 そしてある程度の質に仕上がれば、完璧でなくとも市場へ商品を出す。

 市場からのフィードバックを参考にして、さらに商品をブラッシュアップし、それを繰り返し質を高め続ける。

 

 これらの方法論は私が行っている不動産賃貸にも通じるものだ。

 物件のリフォーム段階において、どう物件を直すかは数限りない方法があり絶対的な正解はない。

 他人のやり方はネットや本、物件見学をすることで学ぶことができ、良いと思った方法は自分で試すことができる。

 その上で自分の型を作り上げオリジナリティを育てる、ということだろう。

 フィードバックに関しても、物件が完成する前に仲介業者からヒアリングしたり、完成前から入居募集を始めたり色々な方法がある。

 

3.あだち先生「女性は元々お姫様」

 女性へ向けたマーケティング方法について。

 広告宣伝について対男性用と対女性用でその方向性は全く異なる。

 男性に対しては「冒険ストーリー」

 自身がレベルアップし強くなることが求められる。

 そのために現状を認識させ、改善案を提示し、成長後の姿をイメージさせる。

 

 一方女性は「シンデレラストーリー」を求める。

 現状から努力し、成長して成功するのではない。

 元々がお姫様な女性が世界線を移動」し本来の姿に戻れるストーリーだ。

 具体的な新生活のイメージをさせ、直感を後押しさせる。

 やってはいけないのが、現状を突きつけ努力を促すこと。

 

 このようなマーケティング方法は、これまで考えたこともなかった。

 だが不動産においても必要な分野だ。

 物件の対象がファミリー層などであれば、物件選びにおいて女性の決定権は大きいものだ。

 その女性に働きかけられる宣伝をどうやって行うかで、入居の成否が決まるだろう。

 ポータルサイトでの文言やステージングの方法。

 実際に物件で住んだときのイメージをしやすくすることが求められるだろう。

 家具を置いたり、物件のアピールポイントをポップで分かりやすくすることもこの範疇だ。

 

4.聖帝「読む、考える、応用する」

 資本主義ゲームには法律という「ルール」がある。

 そのルールに対しての姿勢は、勤め人と資本家では全く異なる。

 勤め人は法律や契約書などをほとんど読まない、理解しようとしない、分からないまま契約書にサインする。

 資本家は本を読み勉強する、顧問料を支払ってプロから知識を得る。

 

 ナニワ金融道において描かれるのは、善悪の関係なしにゲームのルールである法律の知識がある者が、知識のないものを食い物にしていく現実だ。

 

ナニワ金融道 1

ナニワ金融道 1

 

 

 破滅していく人間は別に悪いことをしているわけではない。

 ただ人が良いばかりに連帯保証人になった挙げ句に膨大な借金を負わされる、など法律の知識がないことが原因で破滅するのだ。

 ナニワ金融道は勧善懲悪の話ではなく、神も仏もない世界を描いたものだ。

 

 勤め人と資本家の根本的な違いは、生きる姿勢が「他責マインド」「自責マインド」の点にあるのだろう。

 勤め人はルールを知らないことで破滅しても、その責任を必ず他者のせいにする。

 資本家であればあらゆる失敗を自分の責任だと捉えるので、ルールの把握を徹底するはずだ。

 

 自分の身を振り返ってみると、この法律というルールについて認識が甘かったと気付かされる。

 不動産賃貸業においては、物件の購入や入居時、火災保険の加入など随所で契約をしてきた。

 しかしそれらの契約を100%理解して行ってきたのかと問われると、不十分だったと言わざるを得ない。

 契約の相手方が悪意を持ってこちらを陥れようとすれば、容易にその罠にハマっていただろう。

 今の私はまだ「応用する」段階にはない。

 とにかく「読むこと、考えること」について徹底する必要があるだろう。

 

 

 

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