DIY大家の覚え書き@TOYAMA

富山にて不動産投資で経済的独立を目指す戦いの記録

壁の漆喰塗り①:漆喰のコスト、メリットなど

 漆喰塗りに挑戦するそう決めた。

 以前から挑戦したいとは思って、ネットや本で色々と調べていた。

 しかし、その難易度の高さに尻込みして踏ん切りがつかなかった。

 だが、今回左官職人さんから様々なアドバイスを得られ、実行に決心がついた。

 まずはそのアドバイスを整理し、施工計画を立てていきたいと思う。

 1.これまでの漆喰壁に対する印象

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 私はこれまで漆喰を壁に塗る、というDIYはしたことがない。しようと思ったこともほとんどなかったのだが、その主な理由としては

  ・費用が高くつく

  ・施工が難しい

この2点だ。みなさんもそういった印象を持っているのではないだろうか。

 特にこれらの点は壁紙の施工と比較した場合、顕著だと思う。

 まず費用面。

 どこのホームセンターにも漆喰コーナーがあると思う。そこで扱っているのは大抵

   「漆喰うま~くヌレール」

 ではないだろうか。

  これは最初から練られた漆喰が入っており、素人でもすぐに塗りつけることができるものだ。サイズはいくつもあるのだが、最大のもので18キロだ。

 18キロのものはアマゾンで12,500円、これで塗れる面積は18平米らしい。

 18平米を○畳で計算すると約9.8畳だ。

 一畳分の費用を計算すると

   約1,275円

になる。

 次に壁紙の場合の費用を考える。

 無地の壁紙を使う場合、10畳部屋の壁を貼り替える場合、必要なメートル数は

   約40メートル

あれば十分足りるらしい。私の感覚ではもう少し少ないくらいだ。

 糊なしの壁紙であれば50メートル1巻を5,000円未満で買えるところもある。

 10畳分を5,000円で考えると一畳分の費用は

   約500円

となり漆喰の半額以下になるので、コスト面では壁紙の圧勝になる。

 

 さらに施工難易度だが、これは下地次第でそれぞれ異なるし、一概には言えない。

 ただ私が漆喰にもっていた印象は

   アクが出やすい

というものだ。砂壁に施工している人はいるが、その場合でも失敗してアクが出ているケースをよく見る。

 また漆喰は基本コテで塗る。あのコテを自在に使えるようになるには、かなりの練習が必要だろう、という印象も持っていた。

 以上の理由から私は、あえて漆喰塗りを行う理由を見いだせていなかったのだ。

2.漆喰施工のコストはもっと下げられる

 確かに前述の「うま~くヌレール」であればコストは高く付く。しかし左官職人が使う漆喰はこのようなものではない。石膏ボード用のパテにも、練り済みのものと粉のものがあるように、漆喰にもプロ用のものがある。

畑中産業 大和しっくい 20kg

畑中産業 大和しっくい 20kg

  • メディア: Tools & Hardware
 

 この「大和しっくい」は一袋20キロ入りで、アマゾンでは3,500円だ。

 この20キロで塗れる範囲は約16平米。16平米は約8.7畳である。

 一畳の費用を計算すると

   約402円

になる。これは先の壁紙の費用をさらに下回る数字となり、正直ここまで安くなるのかという印象だ。

3.漆喰のメリット

 漆喰の難点であったコストは下げられることが分かった。ではそれ以外のメリットも考えてみる。

   ・高級感

   ・調湿効果

   ・劣化しにくい

などだろうか。

 まず賃貸物件の最大メリットとしては、その「高級感」だろう。

 普通の賃貸物件に漆喰の壁はない。量産クロスがほとんどで、せいぜいアクセントクロスを一部に使っているくらいだ。築古の戸建てならともかく、集合住宅で漆喰の壁を使っているのは見たことがない。

 物件に客付けをするときのことを考えてみる。仲介業者としても漆喰の壁があれば、かなり大きな目玉になりえるし、他の物件との差別化ができる。ネットに掲載している時点で反響は大きくなり、仲介業者も積極的に客付けしてくれるだろう。

 他のメリットは実際に使ってみれば分かるのだと思うが、やはり賃貸物件として重要なのは「競合との差別化」ができる点だ。

 それを低コストでできるのであれば、挑戦しない手はないだろう。

 残る問題はDIYの技術だけ、ということになる。

4.おわりに

 今回は壁に漆喰に関する一般的な認識、漆喰にかかるコスト、漆喰のメリットを取り上げた。次回は左官職人からのアドバイスを元に、作業する上でどのような点に気をつけるべきか、などを整理していく。

 印象として、漆喰塗りの作業は簡単ではないが、正しい知識を持ち、練習を積めば十分身につけられるものだと思う。貴重なアドバイスを得られる幸運を最大限に活用し、そのスキルを身に着けていきたい。

 

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