自分に火を点け行動に駆り立てる意志の表明法：日記、ブログ、ツイッター

　以前の記事で目標や計画の重要性については書いた。
hacchi6.hatenablog.com

 　今回は目標を設定後、どうやってその目標に向かって進んでいくか、について考えていきたい。

１．まずは自分の理想をイメージする　

　　自分の理想の姿を思い描くことが第一歩。

　　荒唐無稽な姿ではなく、遠くとも現実的な努力で達成がイメージできる姿だ。

　　次はその現実的な努力をどうやって積み重ねるか。

　　日々の習慣をマネジメントするか。

　　具体的に、勤め人卒業が目標だとする。

　　毎月の家賃収入がいくらで、純資産がいくら、といった上位の目標が具体化したと

　する。

　　そうなると次は、それらを得るために物件の取得、リフォーム、客付け、など上位

　の目標を果たすための中位の目標が具体化される。

　　そして今月、今週、今日の目標が具体化されてくる、という流れだ。

　　これらのピラミッド型の目標設定についての考えは「やり抜く力　GRIT」において

　詳しく書かれている。

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

２．なぜ理想どおりに行動できないか

　　では目標さえ設定できれば、それらが自動的に達成できるのかと言えばそんなわけ

　はない。

　　今日の目標が具体化されていたとしても、人は困難な課題について、何かと理由を

　付けてはその実行を回避したがるものだ。

　　いかにして自分をコントロールし、実行させるか。

　　私が重要だと考えるのは

　　　　自分の考え、感情を書き出し、客観的に見ること

　である。

　　人は頭の中で、やるべきことをやらない理由を、どんな課題、どんな状況であって

　も見つけ出す。

　　今日は壁紙を何枚貼るぞ、と計画していても、いざ作業が近づくと

　　　　　残業があって体力は限界だ

　　　　　もっと他にやらなければならないことがある

　　　　　次の休日にまとめてやったほうが効率的だ

　　　　　元々無謀な計画だったのだ

　などと、理由を並べ自分の怠惰を正当化できるのだ。

　　しかし自分の心を騙すことはできない。

　　自分の信頼を毀損し、自分を軽蔑するようになる。

　　そういうことを繰り返していると、自分を全く信用できなくなる。

　　何か大きな課題に挑もうという勇気をくじいてしまうのだ。

　　それを防ぐためには、自分の心の怠け心が出たら、その感情、理由、計画の変更が

　及ぼす影響、などを書き出すのだ。

　　徹底的に、素直に書き出せれば、その行為に正当性があるかどうかは、自分の感情

　を抜きに判断できるだろう。

　　大抵の場合、自分の弱さを突き付けられることになる。

　　確固たる目標を持っているなら、客観的に自分の弱さを突き付けられたとき、勇気

　を持って正しい道に進むことができるはずだ。

３．自分の内面を書き出す

　　では具体的にはどうするか。

　　まずは色々な方法で自分の目標、計画、感情などを書いてみることだ。

　　具体的には

　　　　　日記、手帳、張り紙、ブログ、ツイッター

　などだろうか。

　　それぞれの媒体で向き不向きがあると思う。

　⑴　日記

　　　これはＡ４ノートに書くのが良い。

　　　スペースがふんだんに使えるため、好きに書き殴れる。

　　　ページ数は５０ページくらいのものを使えば半年くらいは持つかもしれない。

　⑵　手帳

　　　持ち運ぶ用として、サイズはバイブルサイズが丁度よいだろう。

　　　色々なリフィルを組み替えて、必要に応じカスタムできるのが使いやすい。

　　　スケジュール帳と日記、メモ帳などあらゆる機能を一緒にできる。

　⑶　張り紙

　　　部屋の壁に張るためのもの。

　　　長期的な目標。自分を鼓舞するための言葉。

　　　最上位の目標を掲げ、毎日目にするところに張っておく。

　⑷　ブログ

　　　自分だけでなく、他人に対しても宣言できる媒体。

　　　自分に有言実行をさせるよう促す。

　　　ここで宣言しておいて、達成できないような失態は相当なストレスになる。

　　　その宣言を目にする人は多ければ多いほど良い。　　　

　　　そのためにも書きっぱなしにすることなく、継続的に記事を更新し、読者を増や

　　す必要がある。

　⑸　ツイッター

　　　ブログと似た性質。他人への宣言用。

　　　ブログよりも気軽に発信できるので、その日の目標を先に宣言し、達成までの工

　　程も逐一発信する。

　　　結果、達成できたのかどうかも報告するようにすれば、言行を一致させようとい

　　う意思が高まる。　

　　　これら自分の言葉を表明する行為について、詳しく書かれているのが

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

 　　この影響力の武器である。

　　本の第三章には

　　　　　コミットメントと一貫性

　について書かれているのだが

　ほとんどの人には、自分の言葉、信念、態度、行為を一貫したものにしたい、あるいは、他の人にそう見られたいという欲求がある。

　という点が、自分を動かすことの肝になる。

　　自分の理想とする行動を、紙に書く、他人に宣言する、といったコミットメントを

　しておくことで、そのコミットメントと一貫した行動を取るための力が湧き出るの　

　だ。

４．誰でも今すぐできること

　　上に書いたようなコミットメント自体は、誰にでもできる。

　　それでいて効果は絶大だ。

　　やらない手はない。

　　もちろん、無謀な計画を立てて短期的には頓挫することもあるだろう。

　　最初は小さなコミットメントから始めるのが良い。

　　それを達成し続ければ、どんどん大きなものをこなせるようになってくる。

　　私はブログとツイッターを始めたのはつい最近だが、これらのコミットメントの効

　果を実感しつつある。

　　正直大家業を決意した時点から始めていれば良かったと思う。

　　ド素人で不動産について、他の有名大家ほどの有益な情報を発信できなかったとし

　ても、自分を動かす原動力を得るメリットは計り知れない。

　　もし大家志望の人がこれを読んでいるのなら、何かしらの形で発信してはいかがだ

　ろうか。

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