DIY大家の覚え書き@TOYAMA

富山にて不動産投資で経済的独立を目指す戦いの記録

キッチンのクッションフロア施工:床下収納部の敷き方

 キッチンの床は元々クッションフロアが敷かれていた。古いものを剥がすことは非常に簡単で、下地にも影響が出なかった。改めて床のデコボコをならす必要などもなく、そのまま新しいものを敷けそうだった。

 ただ問題はキッチンということもあり

   床下収納

があるということだ。この部分の施工は初めてだったが、今回は強力な助っ人の力により問題なく仕上げることができたのだ。

 1.全面にクッションフロアを敷いて端をカットする

 まずは動かせるシステムキッチンなどを移動させ、床の掃除やデコボコの原因となる出っ張りなどがないか確認する。

 キッチンでは漆喰を施工していたこともあり、床にその材料が残ったままになっているところもあった。

 クッションフロアは下地の状態を拾いやすい。最低限手で触って盛り上がりが分かるところは、スクレイパーで削っておくべきだろう。 

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 細かいゴミなども取り除けたら、床全面にクッションフロアを仮敷きする。

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 キッチンは短手方向が160センチ程度だったので、180センチ幅のクッションフロア一枚だけで済む計算だ。重ね断ちなどをしなくて済むのは非常にありがたい。

 私がクッションフロアを購入しているのは大抵が「RESTA」だ。種類が豊富で床材の値段も他と比べて若干安い。発送も迅速なので重宝している。

www.diy-shop.jp

 仮敷きできたら部屋の端全てに届いているかを確認する。また今回の柄はタイル柄。できるだけ模様が曲がらないようにしたいので、色々な角度から違和感がないかを確認し、微調整する。

 問題なければクッションフロア用カッターと地ベラで端を切り揃えていく。

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2.床下収納部分をどう切るか

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 端を合わせることが出来たら床下収納部分になる。この部分をどうやって施工するかだが、私は当初

   クッションフロアを収納口に敷いたまま、枠に合わせて上からカットする

といったやり方で施工しようとしていた。今考えるとこの方法では切り口がキレイにはならないし、枠を傷つける可能性がある。

 しかしこのとき物件見学に来ていた大家仲間の方から

   収納部分のパーツを外して、穴に沿ってクッションフロアを切れば良い

と助言して頂いた。彼も現在自分の物件をリフォーム中であるが、その物件にも床下収納が2箇所あり、その仕上がりは確かに見事だった。

 経験者の知見ほどありがたいものはない。それは失敗の上にある効率的で最適化された手法であり、それを私は最初から得られる。仲間の力とは偉大だ。

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 収納部分のパーツを外した状態でクッションフロアを被せ、穴の端に合わせてカッターを入れる。

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 そうすると切った部分は収納口に貼り付けるよりも、若干広く切れる。周囲と柄も合ったままで非常に効率的な作業になる。

3.あとはボンドで接着するのみ

 クッションフロアのカットさえ出来てしまえば、あとはボンドで接着させるだけ。その注意点は以前の記事でも紹介したとおりだ。 

hacchi6.hatenablog.com

  要点は

  ・ボンドは最低限でクシ目を立てる。

  ・オープンタイムをしっかり取る。

 

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 接着できればタオルを巻いた棒でならしていき、巾木などにはみ出したボンドは早めに拭き取る。

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 また床下収納の蓋にもカットしたクッションフロアを貼り付ける必要がある。

 これもボンドを同じように塗り、貼り付けるだけ。貼り付けると必ず蓋の周囲からはクッションフロアがはみ出るので、それをひっくり返し、蓋に沿ってカッターで切る。

そうすることで非常にキレイな仕上がりになるのだ。

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 ボンドが乾いたら蓋にパーツを取り付ける。この取り付け方によっては蓋がハマらなくなるので、多少微調整が必要になることもあるだろう。

 

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 これで完成である。非常に仕上がりも良く、作業も効率的にできたのではないだろうか。

4.おわりに

 今回の施工方法は既に作業の経験があった大家仲間から得られたものだ。私一人でこの方法を編みだすには何度か失敗を繰り返す必要があっただろう。その過程を飛ばして最適解に辿り着けるのは仲間の力に他ならない。

 リフォームのやり方は人それぞれでかなり異なる。お互いのやり方を教え合うことでその成長速度が一気に上がることが実感できた。

 自分の物件の作業を進めることも大事だが、時折仲間の物件を手伝うことで自分のスキルが磨かれることは間違いない。私も今後積極的に仲間と交流し、高め合いたいと思う。

 

 

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