DIY大家の覚え書き@TOYAMA

富山にて不動産投資で経済的独立を目指す戦いの記録

2号物件押入れのリメイク:無彩色ペンキの効果

 2号物件の押入れの解体、塗装作業などが完了したのでまとめる。

 

   1号物件のときの押入れ記事はこちら

hacchi6.hatenablog.com

 

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1.押入れの解体

 2号物件には押入れが二つある。

 元々の寝室とリビングに一つずつ。

 天袋付きでふすま紙は日に焼けて使えそうにない。

 そうでなくとも枠が黒色で和室っぽさを拭えない。

 以前と同じようにリメイクすることとした。

 

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 まずは中段の解体から。

 要領は以前も行ったため十分分かっている。

 ぞうきんずりをバールで外し、中段の板を下から押し上げる。

 隙間があいたらバールを差しこんで持ち上げ、引っ剥がす。

 この板は後から使うので、できるだけキレイに取る。

 中段板を支えていた根太と枠を剥がしていく。

 両サイドの枠を壁から外すときなどに、押入れボードを傷つけないように注意する。

 ただ今回は押入れボードに若干穴が空いてしまった

 ボード自体は材質がボール紙のようなもの。

 どうせ後からペンキで塗るので、穴は石膏ボード用のパテで埋めておいた。

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 この時点で押入れの床に載ってみると、大抵の押し入れは床が抜けそうになると思う。

 押し入れは普通人の体重に耐えられるようには作られておらず、床材も薄いのだ。

 中段を外しウォークインクローゼットのようにするなら、床の補強が必須だ。

 そのためには中段の板を再利用するのが手っ取り早い。

 中段の板は元々の形が、押入れの床とほとんど一緒だ。

 多少カットすれば、床に敷くのにピッタリのサイズだと思う。

 そして一度外したぞうきんずりを取り付け直せば、床の補強は完了だ。

2.押入れ内のペンキ塗り

 以前の物件では押入れ内を白ペンキで塗ったことがある。

 そのときは中段を外さずに内部を全て塗ったので、中段の裏などを塗るのに苦労した。

 しかし入居者に対する中段の需要はそこまでないと思う。

 解体も簡単で、その後の作業もしやすいので、基本的には解体して構わないだろう。

 

 また白ペンキで木材を塗ると、アクが浮き出るためシーラーは必須である。

 普段は収納なので気にならないかもしれないが、最低限は必要だろう。

 ただアクがでなくても白ペンキはムラが目立つ。

 以前も白ペンキは3~4回は塗り重ねた。

 そういった経験があったことや、部屋の壁紙のほとんどが白くなることを考えると別の色を塗りたいという思いがあった。

 そのため今回使用したペンキが「ニッペ水性ケンエース KN-50」である。

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 今回はKN-50という色を使用したが、これは濃いグレーである。

 ペンキに限らず塗料には、色番号、が決められている。

 この色番号とは日本塗料工業会が決めている番号であり、この番号が同一のものであれば、どのメーカーの塗料であっても同じ色になる。

 

 このグレーのペンキを押入れ内部の壁、床、木部などをシーラーなしで塗っていった。

 全て一色で統一したので作業は早い。

 壁のボードは多少デコボコしていたが、ローラーで何度か塗ればそれも目立たなくなった。

 

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3.戸のサンディングと塗装

 押入れの戸や障子などの建具は、枠が黒くツヤツヤした和室にありがちなデザイン。

 枠が黒いとどうしても和室感が出るので、今回も白く塗ることにした。

 まずは枠のサンディングから。障子などもまとめて行った。

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 枠に塗られた漆のようにツヤツヤした塗料の上からではペンキがのらない。

 まずは40番と180番のサンドペーパーで表面を荒らす。

 その後は水拭きをしてから、シーラーを2、3度塗る。

 それから白ペンキを塗っていく。

 しかし建具の枠はどうしてもアクが出やすいので、一部はシーラーを塗り直して、再度ペンキを上塗りする。

 しつこいアクもこれを何度か繰り返せば、いずれは消える。

 

 また襖は塗り分ける関係で一旦バラバラに分解する。

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 こうすれば塗るときも楽だ。

 分解自体は金槌1本あれば、簡単に外せる。

 釘なども使われておらず、木の彫り込みだけで組み合わさっている、まさに職人の仕事だ。

 

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 塗り分けとして、襖の枠は白く塗り、板部分はグレーにする。

 分解せずに塗ろうとすれば、マスキングなど非常に面倒くさい。

 

 また襖の引き手も再利用することにした。

 

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 和っぽい金色を消すためにラッカースプレーを使う。

 金属製なので先にミッチャクロンを塗って、何度もスプレーをかける。

 何度かやれば金色は消えて、マットブラックになる。

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4.襖の組み立て

 それぞれのパーツを塗り終えたら、あとは組み立て直すだけだ。

 

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 これが天袋の戸で

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 こちらが襖だ。

 ここで注意したいのが

   分解する時点でパーツがどの部分か印をつけておくこと

である。

 建具は微妙な調整をされていることもあり、基本的には元の組み合わせになるようにしたい。

 しかし私は今回全てを混ぜて塗装してしまったので、後から適当な組み合わせにせざるを得なかった。

 さらに天袋と襖のパーツは、一部が非常に似通っていた

 混ぜて組み立ててしまったため、後から枠に戸をハメようとしたとき、何故かはまらないと混乱することになってしまった。

 バラしても良いが、必ず元通りに戻せるように対策しておこう。

 

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 これが完成形である。

 使ってみて分かったが、グレーのペンキは白色と非常に相性が良い

 ペンキの値段自体は白の2倍以上するのだが、ムラやアクは出にくいだろう。

 今後は木部などにも使ってみたい。

 

 

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